過剰な潤い:亜熱帯化の日本で
昨晩、湘南地方は大した雨は降りませんでしたが、関東の北部や愛知県などでは大変な被害がでているようです。岡崎市では1時間に(!)146mm。想像しがたい超記録的豪雨です。
次々と記録が塗り替えられていく最高気温や豪雨。日本の関東地方あたりまでは、もう温帯というより亜熱帯気候の様相ですね。
わたしもこの夏、群馬県の嬬恋村で、もはや車が進めないほどの局地的豪雨に遭遇しました。一気に道路は川と化し、しかも山の麓の坂道とあって、山間の急流下りに車で挑んだような格好になりました。幸い、豪雨は長くは続かず、強い雨が降った時間もせいぜい数十分です。しかし、これがガード下などで水の逃げ場のない所でしたら、あっというまに水没でしょう。
当地、藤沢北教会が建っている場所は、ちょっとした斜面で、正面玄関が1階、裏側玄関が地階となっています。裏から出ますと、そばに県道があるのですが、豪雨などの時は、この通りがけっこうな急流となります。この水が流れていく先の低地は大丈夫だろうかと、心配になりますが、「低地」というのは豊かさのイメージがある反面、怖いところでもあります。
アブラム(アブラハム)と甥のロトが別れたとき、ロトはヨルダン川流域の「低地一帯」を選んで住みました。そこはエジプトの国のように「見渡すかぎりよく潤っていた」からです。しかしその低地一帯には、ご存知ソドムとゴモラという邪悪な町々があったのです(創世記13章)。
もちろん、低地がダメで高台が良いということではありません。アブラハムの人生は主の言葉に従う旅だったので、基本的に天幕生活で、行く先々で祭壇を築く礼拝生活でした。見た目の潤いに惹かれて低地に固執したロトとはこの点が違います。
亜熱帯と化す日本は、過剰な潤いに浸りつつあるということかもしれません。生きる場所の問題だけでなく、生き方が問われているのではないでしょうか。
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